「くりまさり」というさつまいもを知っていますか？
名前のとおり「栗に勝る」と言われるほど、上品な甘さとホクホクとした食感が特徴の幻のさつまいもです。もともとは江戸時代から神奈川県平塚市の大野地区で栽培されてきましたが、収穫の手間や収量の少なさから生産者が減少し、現在では希少な品種となっています。
今回はそんな「くりまさり」の特徴や、おすすめの食べ方を詳しく紹介していきます！
幻のさつまいも「くりまさり」とは？
記事のトップの画像はイメージです。
くりまさりは希少すぎて、
写真さえもなかなか手に入らないの。
くりまさりの特徴
くりまさりの最大の特徴は、ホクホクとした食感と上品な甘さ。
皮が薄く、形がクネクネと曲がっているのも特徴的です。
また、油の吸収が少ないため、揚げ物にしても軽やかに仕上がるのが魅力です。
くりまさりの歴史
くりまさりは江戸時代から神奈川県平塚市の大野地区で栽培されてきました。
もともとは地元の農家が自家消費や市場出荷のために育てていましたが、収穫に手間がかかることや、収量が少ないことから次第に生産農家が減少していきました。
しかし、そのおいしさは今でも根強い人気があり、令和3年8月には「かながわブランド」にも登録されました。
製菓会社向けに出荷されることが多く、芋けんぴやさつまいもチップス、スイートポテトなどに加工されて親しまれています。
かながわブランドに登録
そんな貴重なくりまさりですが、令和3年8月に「かながわブランド」に登録されました。
これにより、希少性の高さや品質の良さが改めて認められ、より多くの人にその魅力が広まるきっかけとなっています。
幻のさつまいも くりまさりのおいしい食べ方
てんぷら・素揚げ
くりまさりは油の吸収が少ないため、揚げ物にすると軽やかでカリッとした食感を楽しめます。
特にてんぷらや素揚げにすると、甘さが引き立ち、ホクホクの食感が存分に味わえます。
お味噌汁
意外かもしれませんが、くりまさりはお味噌汁にもぴったりです。
ホクホクとした食感と優しい甘みが、味噌の風味と絶妙にマッチします。根菜類と一緒に煮込めば、食べ応えのある一品に。
スイートポテト
くりまさりの甘さを最大限に生かせるのがスイートポテト。もともと上品な甘みを持っているため、砂糖を控えめにしても十分においしく仕上がります。
バターや生クリームを加えて、なめらかに仕上げるのがポイントです。
幻のさつまいも「くりまさり」を使った芋焼酎
くりまさりを使った焼酎もおすすめです。ホクホク系のさつまいも特有の甘みと香ばしさがあり、まろやかで飲みやすい仕上がりになっています。
ロックやお湯割りで楽しむのはもちろん、炭酸で割ってもスッキリとした飲み口になります。さつまいも好きなら一度は試してみたい一品です。
くりまさり Q&A
Q1. くりまさりはどこで買える？
くりまさりは生産量が少ないため、スーパーなどではあまり見かけません。
直売所や、神奈川県内の一部の農産物直売所で販売されることがあります。
また、通販サイトでも販売されることがあるので、チェックしてみるのがおすすめです。
Q2. 普通のさつまいもと比べて味に違いはある？
くりまさりは、一般的なさつまいもに比べてホクホク感が強く、甘さが上品なのが特徴です。
焼き芋にすると、まるで栗のような甘みを感じられます。
Q3. くりまさりはなぜ「幻の芋」と言われるの？
収穫の手間がかかることや、普通のさつまいもよりも収量が少ないことから、生産農家が減少し、市場に出回ることが少ないため「幻の芋」と呼ばれることがあります。
まとめ
くりまさりは、ホクホクとした食感と上品な甘さが特徴の幻のさつまいもです。
江戸時代から神奈川県平塚市で栽培されてきましたが、収穫の手間や収量の少なさから生産量が減り、希少な存在となっています。
令和3年には「かながわブランド」に登録され、その価値が再認識されるようになりました。
てんぷらや素揚げ、お味噌汁、スイートポテトなどさまざまな食べ方で楽しめるほか、くりまさりを使った芋焼酎もおすすめです。
なかなか手に入りにくいですが、見つけたらぜひ味わってみてください！
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